2016年10月08日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その9 8月21日

2016山東ツアーマップ

夕方5時過ぎに水泊梁山を出発したバスは、今日の宿のある泰安へと向かっていた。
泰山の麓の町・泰安は水泊梁山から北東にあり2時間近くはかかるらしい。
だが、甘かった。今回の旅では夕食が遅くなるというのが宿命付けられているのだった。
水滸影視城から水泊梁山へ来るときは最短ルートが工事中のため迂回したのだが、すでに夕刻のためもう工事も終わっていると判断したのかバスは最短ルートを走り出した。
しかし、案の定途中で進めなくなり、脇道を探すもUターンする羽目になったりで大幅に遠回りになった。
私は汗だくで歩き疲れたところに冷房にあたったからかヘロヘロになっていたので、結局バスがどんなルートを辿ったのかよくわからない。
ふと見ると街なかで、何やらキンキラキンの建物が目に入った。
20160821p5.jpg宝相寺
これは北魏からの歴史があるという仏教寺院の宝相寺。文革のときには荒廃していたのだが、創建当時からある太子霊踪塔の地下から1994年にお釈迦様の歯を含む仏舎利など貴重なお宝が発見され、それからは大寺院が再建されキンキラの塔もつくられたらしい。新しい建物には有り難みがないなあ。
ここですでに出発から1時間半経過。地図を見ればわかるがほとんど進んでいない。
この後ガソリンスタンドでトイレ休憩をすませて出発。しだいに外は暗くなっていった。

今日の宿、泰安銀座佳悦酒店に到着したのは午後9時前だった。3時間半以上かかったことになる。
到着してすぐ夕食。ヘロヘロで食欲など無いのだが、写真を撮らないといけない使命がある!
20160821q0.jpg円卓の中央に置いてある
なんで3つ並べてあるのかは不明。
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20160821q3.jpg20160821q4.jpg
今夜は豆腐宴である。泰安は豆腐が名物で、様々な豆腐料理が出て来る。↑は豆腐の麺が入ったスープ。
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豆腐の中をくり抜いてひき肉を詰めてあるものなど、多彩な料理がある。
20160821q9.jpg赤鱗魚
赤鱗魚は泰山固有の魚で昔から珍重され、中国五大名魚のひとつだそうだ。骨ごとバリバリ食べた。
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20160821r2.jpg20160821r3.jpg20160821r4.jpg

長い一日が終わり、やっとホテルの部屋に入った。明日も結構歩くことになるので、さっさと風呂に入って休もうと思ったら…
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ベッドからトイレとバスルームが丸見えだった。前に上海のホテルでもこんな部屋だったが、こういうのが流行ってたりしたことがあるのだろうか。
まあいいか、明日の泰山に備えて体力回復に専念することにした。

つづく

posted by 八雲慶次郎 at 21:23| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年10月05日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その8 8月21日

2016山東ツアーマップ

昼食を終え、水滸影視城から水泊梁山へ向かう。ここは梁山という小高い山があり、80年代にドラマ「水滸伝」を撮影した場所だ。ただ、そのドラマでは朝廷に媚びるようなシーンが多いため不評であったという。
水泊梁山への最短のルートは工事中らしく、少し遠回りになったのでバスで1時間ほどの移動になった。
20160821n00.jpg水泊梁山風景区入口
入口付近にこんな剥製?が。コスプレして武松の虎退治、ということだろうか。というかライオン?ちっさいし…。
20160821n01.jpg武松の小ライオン退治
20160821n02.jpg施耐庵の像
20160821n03.jpg水滸英雄
水泊梁山風景区でまずオススメなのがチケットです。
20160821n1.jpg水泊梁山風景区チケット
なかなか趣があってよろしいかと。
20160821n2.jpg水泊梁山風景区マップ
この地図の左下から右上の奥まで歩きます。途中違う峰にも道があるようですが、そこまで廻っていられません。
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↑に見える笠は岡崎先生。入口近くの店で購入して青島まで活躍します。
20160821n4.jpg武松と魯智深の像と岡崎先生の笠
ここからかなり危険なレベルの急な石段を登っていくと、所々に水滸英雄にまつわるものがあります。
20160821n5.jpg林冲の逸話のレリーフ
少し進むと水滸伝に登場する断金亭があった。魯智深もいた。
20160821n7.jpg水泊梁山の魯智深
断金亭では、水滸影視城でもやっていた山東快書が見られる。
20160821n6.jpg山東快書
手に持って音を出しているのは竹の板ではなく三日月型の金属板。これは鴛鴦板といい竹板と同じく山東快書で使われるものだ。時折見せる大きな振りもあって見ごたえがある。
20160821n8.jpg梁山の風景
梁山は4つの主峰と7つの支峰からなり、広さは3.5平方キロほどもある。昔は周囲を沼沢に囲まれていたこともあり、見るからに難攻不落の山塞であったことがうかがえる。
山道を歩いて行くと、所々に水滸英雄のゆるキャラというか萌えキャラみたいなイラスト付きの人物紹介の看板があった。見かけたものをまとめて並べてみる。
20160821n90.jpg20160821n91.jpg
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20160821n94.jpg20160821n95.jpg
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20160821n98.jpg20160821n99.jpg20160821n99a.jpg
それはそうと、これは何か?右上に「ZTE中興」という文字があるが、これは中国の携帯通信会社なので、おそらくは携帯の基地局の設備ではないかと思われます。
山の上までは、車が通れるような道路もなく、荷物を上げるのに今でも馬や人力に頼っているようなのに、山中でも電波は普通に届いているのは、このおかげでしょう。
途中休憩を入れつつ号令台まで登ってきました。すでに汗だくですがまだ道半ばです。
20160821o0.jpg号令台に続く道
20160821o1.jpg号令台
号令台をでると今度は下り。このあたりは黒風口といい周囲は断崖絶壁だったりで昔は難所だったことでしょう。
ふと右を見ると…
20160821o2.jpg!?
もしかしてあれは…
20160821o3.jpg黒旋風李逵
斧を持った李逵が観光客に向かってしきりに「そこのお前!ちょっとこっち来い!」と怒鳴っている。
みんな遠巻きにして写真は撮るけど、怖がって誰も近づかない。まあ李逵だし、しかたがない(^^;
近くには李逵の像もあった。
20160821o3a.jpg李逵の像
また足元の岩にくぼみがあり囲いがしてあった。
20160821o4.jpg孫二娘の足跡
孫二娘が悔しがって地団駄を踏んだときにめり込んだ穴だという。嘘くさいが地元では信じている人も多いらしい。
20160821o5.jpg花栄の像
李逵のところからまた上りになりしばらく進むとようやく終点の忠義堂についた。
20160821o6.jpg20160821o7.jpg忠義堂
中には水滸108星の旗がある。
20160821o8.jpg20160821o9.jpg
もう少ししたら忠義堂で「楊志売刀」のアトラクションがあるようなので、それまで周囲を見て回る。
20160821p0.jpg宋江の井戸
伝説によると、山頂にあるにも関わらず、すぐ手がとどくところまで水が湧いていたが、宋江が招安をうけてこの地を去ると枯れてしまったという。
20160821p1.jpg108星の名前が刻まれた岩
なんか書いてあるみたいだけど読めない…。

ここで360°画像
水泊梁山360°画像

眼下に見える湖は、後に作られた人工のもの。
20160821p2.jpg靖忠廟
眺めを楽しみ、靖忠廟を覗いているうちにアトラクションの時間になった。
「楊志売刀」の青面獣楊志が伝家の宝刀を売っているところをゴロツキに絡まれるところの話だ。
青い服が楊志。しかし…
20160821p3.jpg20160821p4.jpg
なんの緊迫感も迫力もないダラダラ演技だったorz
時刻は夕方5時前。そろそろ引き上げる時間になった。アトラクションもこれが最後のようだから、さらに雑になっていたのだろう。しかしひどすぎるが(ーー;)
帰り道では、岡崎先生が子犬と戯れたり、若い女性が李逵と肩くんで写真撮っていたり、魯智深が仕事を終えて帰っていくのを見たりしつつ下山。
汗だくでの山歩きでかなりの疲労が溜まっているのを、このときはまだ気が付かなかった。

一行はバスに乗り込み、今日の宿がある泰安へと移動を開始した、のだが…。

つづく
posted by 八雲慶次郎 at 17:48| 兵庫 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その7 8月21日

2016山東ツアーマップ

20160821k4a.jpg武大郎
水滸影視城のMVPはこの人、武松の兄・武大郎です。なぜかは後ほど。
普段は炊餅を棒手振りで売り歩いています。炊餅とは、焼餅を焼くのではなく蒸したもの、つまり平べったいマントウのような物らしいのですが、ここでは薄い煎餅のようなもので甘いの辛いの五香などの種類があり、3つで10元とお買い得なのでなかなかの売れ行きでした。
20160821k4.jpg大忙し
王さんも後でおやつにと3つを購入。後30分ほどでアトラクションがあるということで、ゆっくりと移動していると何やら人だかりが。
20160821k5.jpg撮影中
何か古装物の撮影が行われている。しかし、撮影しようとしていると、鐘楼の鐘をガンガン鳴らしまくる客を止めに行ったり、ぐずっている赤ちゃんを抱いたお母さんを追い出したりと音は気にするものの、撮影そのものにあまり緊張感もなく、内容もただ歩くだけなので、もしかしたらアトラクション的な撮影なのかもしれない。
まだ時間もあるので土産物屋が入っている建物へ。
20160821k6.jpg10日でマスター!九陽神功
20160821k7.jpg八卦掌に形意拳…後ろは乾坤大揶移!
20160821k8.jpgこちらは内功サークル
20160821k9.jpg降龍十八掌もあるよ!
建物の2階は、ちょっと微妙な品揃えの出店が一つ。
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ここで岡崎先生の目に止まったのが、スヌーピーの手回し扇風機。鼻がプロペラ状になっていてハンドル回すと風か来るという明らかなバッタもんだが、なかなか風量もあるようで先生が気に入ってご購入。
数回まわした時点でプロペラが変形しはじめるというクオリティも、それらしくてナイスである。
20160821l1.jpg2階から撮影現場が見えた

そろそろアトラクションの時間になるので移動する。内容は「李員外招親」。員外は無役の金で買える官職で、金持ちを表すステイタスみたいなものだ。つまり、金持ちの李さんの娘の婿取りである。
婿取りといえば雲南武侠ツアーで大理天龍八部城を思い出す。あの時は段正淳の娘の婿取りだった。
天龍八部城の記事
するとそこに…
20160821l3.jpg武大郎、再登場
荷を担いで武大郎が登場。王さんがもう買ったよと言うと、それより新しいのがあるから交換してやろうと無償で変えてくれた。武大郎いい人過ぎる。(儲からない)
ここでも次々と売れていく炊餅。(儲かるのかも)
見物客が集まり始め、そろそろアトラクションの時間になるころ、武大郎はさっと"スマホ"を取り出し何かを確認すると、荷物を置いたまま小走りに階段を登り建物の2階に向かった。
20160821l4.jpgこんなところに
「李員外招親」が始まり、なんと武大郎は太鼓の演奏も担当していた。しかも、なかなかの腕前!
20160821l4a.jpgドラマー・武大郎
李員外が登場し、話もそこそこで娘も登場。手に持った赤い毬を投げて受け取ったものが婿候補になる寸法だ。
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雲南では投げるふりを何度もして盛り上げていたのだが、ここでは割りとあっさり投げ少年がゲットした。
拉致られた少年は衣装を着せられ建物の2階から登場。
20160821l6.jpg李員外、気に入った模様
20160821l7.jpg即、婚礼の儀
恙無く終わった「李員外招親」だが、私には多種多芸な武大郎の印象ばかりが残ったアトラクションだった。

その後は、湖を眺めようと移動するが民族園というエリアがろくに整備されていないため通行禁止らしく、城門の上から見ることにした。
20160821l8.jpg城門となぞのミニコースター
ミニコースターも放置されているのかと思ったら、後で動いているところをナニ陛下が目撃したらしい。
城門に上がる階段は、出来の悪いレンガを並べただけなので崩れているところも多く危なっかしい。
20160821l9.jpg20160821m.jpg
破城槌も放置気味。
20160821m1.jpg
東平湖は川の向こうらしいがほとんど見えない。
城門を降りて、あちこちを覗きながら戻っていくことにした。
我々が道観を見ている時に、ミニコースターが動いていたそうだ。お化け屋敷を横目に見ながら、十二支の石像とポーズを取るナニ陛下を撮影する。
帰り道に武大郎が腰を下ろして休憩していたので、ナニ陛下が手を振ると武大郎も笑顔で手を振っていた。いい人だ。
出口近くの広場にある謎のオブジェと並んでカンフー・パンダのポーズを取るナニ陛下を撮影する。

影視城を出ると昼食だ。バスに乗り込むが数分もせず到着。
水滸度假酒店のレストランで食事する。
20160821m2.jpg20160821m3.jpg
20160821m4.jpg20160821m5.jpg
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20160821m6.jpg特色粥?
曲阜でもあった特色粥と同じものかは不明だが、作るのにかなり手間がかかるらしい。東平粥というのがあるらしいので、それかもしれない。
聊斎志異の作者・蒲松齢は山東の人で一生のほとんどを山東で過ごしたそうです。『客邸晨炊』という詩の中で、貧しい暮らしだが朝食に粥を煮て野菜を調理する様子をいきいきと描いていて、食事を楽しみにしていたのが伺えます。
山東は昔から粥が好まれ、多くの種類の穀物がとれることもあり粥も様々なものが食べられていたようです。
なぜここで蒲松齢の話を出してきたかというと、翌日の泰山でもネタとして書く予定だからです。
でもまだ8/21の半分しか進んでいない(;´д`)ノ
20160821m9.jpg水滸108星全部いるらしい
水滸度假酒店のロビーにある巨大レリーフ。上の方の人物はかなりてきとーな気がする。

昼食後は水泊梁山へと向かう。

つづく


posted by 八雲慶次郎 at 18:27| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年09月14日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その6 8月21日

2016山東ツアーマップ

朝8時過ぎに曲阜のホテルを出てバスで出発。
バスの屋根に街路樹があたって音がする。葉っぱにしては音がうるさいと思ったら豆だった。
20160821a.jpg槐の豆
おそらく槐の木だろう。豆ではなく5月頃に咲く花を摘んで「蒸槐花」という料理にするそうだ。
トウモロコシの粉と混ぜて蒸したものを炒めるらしい。今回は旬ではないので食べられず残念。
曲阜市を出て高速道路で西に向かう。一面に広がるのはトウモロコシ畑だ。
20160821b.jpgトウモロコシ畑
45分ほどして今度は北へ進む。目的地のある東平県に入る。高速を降りると蓮がたくさん植えられている。
20160821c.jpg
蓮の実や蓮根の産地かもしれない。今は東平湖という小さめの湖くらいしか無いが、かつては周囲八百里といわれる沼沢地帯だったので、今もその影響が残っているのかも。

バスに揺られること1時間半。東平水滸影視城に到着。
20160821d.jpg東平水滸影視城
20160821f.jpg20160821h.jpg
東京ドーム6.5個分らしい。
20160821e.jpg演目表
アトラクションの時間とはだいぶずれている気がするが、まあ幾つかは見れるだろう。
ベテランだという影視城のガイドさんについて入場。
20160821g.jpg時間が合えばここでイベントだが
20160821i1.jpgどこかで見たような…
入ると大きな広場があり、宋代の町並みへと続いていく。
20160821i2.jpg20160821i3.jpg
よくある武器のオブジェだが、よく見ると主な水滸英雄の得物が並んでいる。だが本来長柄の武器ではない鈎とか鉄鞭などまで柄をつけているのでわけのわからないものになっていた。
鈎なんて刃のつき方が反対になっていて意味不明すぎ(ーー;)
20160821i4.jpg真ん中は鐘楼
20160821i5.jpg役所
20160821i6.jpg岡崎先生の解説
周囲八百里の沼沢地帯は黄河が大きく流れを変えたことで干上がり、今は見る影もない。
しかし、それが広い穀倉地帯が生まれることになったともいえるだろう。
水滸伝の時代は、陸路での行き来が困難なため梁山泊のような賊があちこちに寨を作って立てこもったのだろう。

20160821i7a.jpg魯智深
アトラクションでは演武も見せる魯智深の役者さん。でも他の時間は…
20160821i7.jpg着付け
子供にコスプレ衣装を着せたり武器を持たせたりと大忙しです。
20160821i8.jpg錫杖(月牙産)を持つ王さん
コスプレ用ではなく演武用で、多分10キロくらいはある。
20160821i8a.jpg黒旋風李逵の斧を持つ王さん
この斧も結構重い。でも王さんが持つとどっちも重そうに見えないか…。
20160821i9.jpg輪投げ
そんな中、ナニ陛下は輪投げのブタが気になって仕方がなかったらしい。
20160821j1.jpg20160821j2.jpg戦車
人力で動かし、丸い穴から槍を突き出して攻撃する。
20160821j3.jpg御龍坊
この付近で演武のアトラクション「大地英雄」というのをやっていたのだが、前まで行く頃には終了していた。
20160821j4.jpg自然の岩山
ここから謝霆鋒が飛び降りる撮影をしたらしい。「剣侠情縁」だろうか。

水滸英雄で一番人気は武松だそうだ。影視城でも武松関連のセットが多いそうだ。
その場所、文明鎮に入る。
20160821j6.jpg文明鎮
20160821j5.jpg軒下で
何かの撮影中で、よく見ると軒下で衣装を着た役者さんが休憩中。
20160821j7.jpg武松の兄・武大(武大郎)の家
20160821j8.jpg歓迎光臨
およそ似つかわしくない看板に、岡崎先生も激写する。
20160821j9.jpg20160821k.jpg
武松の部屋には、虎の皮や戒刀が置いてある。戒刀はもともと僧侶が袈裟の布を裁断するときのもので、殺生はいけないという戒めの刀なのだが、ドラマや小説で斬りまくっているところは見ても、戒められているシーンを未だに見たことがない。謎である。
あ、この微妙に可愛らしい虎皮はアマゾンでも買えます。ホワイトタイガーもあるよ!
20160821k1.jpg武大郎の家の二階
ここの窓から潘金蓮が顔を出したところを西門慶に見初められる。二階に上がるには別料金をとられるので上がらずじまい。
20160821k2.jpg王婆茶館
西門慶が王婆に金を渡して潘金蓮をここに呼び出したところだが、ここではお茶を飲みながらアトラクションを見ることができる。やっとまともに見られる出し物がきた!
20160821k3.jpg山東快書
演目表には「説書表演」とあった。内容は「宋江、閻婆惜を殺める」だ。岡崎先生によると、山東の方言がかなり入っていて聞き取りにくいらしい。私は全部わからないから雰囲気を楽しむことにした。
この講釈は、ただ語るのではなく両手の鳴り物を使いながら、独特の節回しをする。
竹の板をカスタネットのように使い、もう一方でシンバルのような妙鉢(みょうばち)のようなのでアクセントをつけていた。
これを「山東快書」といい、竹の板を使うので竹板快書ともいうらしい。
迫力ある熱演に拍手喝采され、岡崎先生はおひねりを渡していた。

そしてこの後、水滸影視城での真のMVPに出会うことになる。

つづく


posted by 八雲慶次郎 at 22:52| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年09月10日

第12回武侠迷大幇会 参加者募集中

第12回武侠迷大幇会はただ今参加者募集中です。

日時  11/12(土)18時開場 18時30分開始 21時30分終了予定
会場  チャイナビストロ 青蓮 田町店
http://r.gnavi.co.jp/e188522/
港区芝5-33-8 第一田町ビル地下1F
     JR田町駅 徒歩3分 地下鉄三田駅 A6番出口 徒歩1分
費用   4,500円(飲み放題付)
ゲスト  岡崎由美先生
[ここに地図が表示されます]


お申込はこちら
申込締切は10/31 PM24:00 までです。

武侠関連の賞品が当たる抽選などを予定しています。
ご不要になった武侠(中国)関連グッズなど(観終わったDVDや本など)ありましたらお持ちください。抽選の賞品として活用させていただきます。

皆様のご参加お待ちしております!
タグ:武侠 大幇会
posted by 八雲慶次郎 at 21:55| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年09月08日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その5 8月20日

2016山東ツアーマップ

「令狐冲」ではなく、我々は闕里賓舎の「孔府家宴」の夕食だ。
我々の他にもたくさんの宴会が開かれていたが、その脇をすり抜け一番奥の部屋へ入る。王さん曰く、一番奥が一番いい部屋。
入るとすぐに目についたのがこれ。
20160820w.jpg福の剪紙
テーブルにはすでに幾つかの料理が並んでいる。
20160820w1.jpgサンザシで作った福
あと棗、落花生、龍眼、スイカの種(西瓜子)があり、これは棗の発音が「早」と同じ、落花生の「生」、龍眼の別名・桂圓の桂の発音が「貴」と同じ、瓜子の「子」、で「早生貴子」の語呂合わせになっており意味は「早く子宝に恵まれる」→「子孫繁栄」になる。昔は子供が増えるほど幸福もたくさん訪れるとされていたからだとは思うが、普通は結婚式とか新婚のお祝いとかで出すはずなんだが(^^;

宴会が始まり、次々と料理が運ばれてくる。
20160820w3.jpg
これを岡崎先生がぱっかーんと割って
20160820w4.jpg
こうなります。外側はパイ生地みたいなものだった。中は骨付き豚肉。肉は大変柔らかくて美味。
20160820w2.jpg飾りは麺
麺は長寿を表します。800年生きたという仙人・彭祖から来ています。でも食べるのはエビw
20160820w5.jpg陽関三畳
「陽関三畳」というのは、王維の七言絶句「送元二使安西」を元にした古琴の曲名らしい。
薄焼き玉子に鶏肉や野菜などを挟んでいます。
20160820w6.jpg春秋論語
冬瓜に論語の文字を彫り、大根などで筆も作ってあります。
20160820w7.jpg魯壁蔵書
焚書坑儒の折に、貴重な書物(竹簡)を守るために壁に埋め込んで隠したという逸話からきています。
クレープ状のものでキュウリや肉が巻いてあります。
20160820w8.jpg山東ダック
山東愛溢れる王さん曰く、北京ダックの起源は山東ダックで、皇帝が持ち帰ったものの美味しさが再現できず、アヒルなどを北京で飼育するなど工夫したが、葱だけは今でも山東産を使うという。南京(金陵)が起源という説が知られている。
20160820w9.jpg孔府家酒
アルコール度数52度の白酒。飲みやすいがゆえに危険な悪魔。
20160820w9a.jpg清蒸桂魚
魚はメインディッシュです。
20160820w9b.jpg20160820w9b1.jpg
野菜も豊富です。
20160820w9c.jpg孔府三套湯
古代の酒器のような器には、雌鳥、鴨、豚を煮て濾すこと3回繰り返して作る上品な味のスープ。
20160820w9d.jpg20160820w9e.jpg
デザートの細工も凝っていました。でもスイカは水くさかった(^^;
ほかにも、銀杏をほんのり甘く味付けした「詩礼銀杏」や、豆腐やキノコなど多彩な料理は皆美味しかったです。
孔府家宴のパンフがホテルの各部屋にもあったので、持って帰ってもいいものかと確認したらOKでした。
でも聞いた本人が持って帰ってくるの忘れました(^^;

料理に満足して部屋に戻る前に、皆で売店を覗くことに。やはり孔子に関するものがたくさんある。
そんな中、目に止まったのがこれだった。
20160820x0.jpg20160820x1.jpg
孔子鉛筆削り。
孔子だから文房具というのはわかる。鉛筆削りというのも、まあ有りだろう。
しかし、孔子の眉間に鉛筆ぶっ刺して削るという構造はいかがなものか?
孔子様の眉間の奥にギラリと光る刃…。削るときには右耳を押しながらフェイスオープン!
どうも数年前に行われた、孔子のキャラデザコンテストの入賞作が元になってるみたいだ。
孔子様のあまりの扱いに心惹かれてしまった岡崎先生は黄色をご購入。私は赤と青を購入。大幇会の景品に並んでいることでしょう(^^;

こうして曲阜での一日が終了。部屋には鉛筆がなかったので、明日は水滸伝鉛筆とかないか探そうといいつつ、それぞれの部屋に引きあげた。

つづく

posted by 八雲慶次郎 at 23:28| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その4 8月20日

2016山東ツアーマップ

曲阜市内を北へと進み、三孔のラスト「孔林」に到着した。これも正式には「至聖林」という。
20160820u.jpg至聖林 入口
孔林は、平たく言うと孔子と一族の広大な墓所である。孔子の墓だけならまだしも、他の墓をめぐるにはカートに乗って移動するくらいに広い。
20160820u0.jpg孔子直系に近いほど立派なお墓
カートで進むと両側に雑木林が続くが、その合間に無数の石碑や土饅頭が並んでいる。
ここには約10万人もの墓があるという。今でも孔姓の人なら、犯罪歴がないなどの条件を満たせば孔林に墓を作ってもらえるらしい。家より墓のほうが高いと言われる中国だと、孔姓の人には朗報なのかもしれない。
20160820u1.jpg孔家に嫁いだ乾隆帝の娘の墓
20160820u2.jpg孔子直系の墓
15分ほどかけて一周してカートを降り、孔子の墓へ向かう。
20160820u3.jpg洙水橋
この橋のあたりが魯と斉の国境だったそうだ。
孔子が死後埋葬された(もっともここに遺骨はない)時にはここに川はなかった。数百年後、秦の始皇帝が焚書坑儒の際に孔林にも手を付けようとしたところ、ここに川を作り赤く染めれば風水の脈を断ち孔子の子孫は絶えるだろうとの進言を受けて実行した。それにより、後に直系の子孫がおらず養子を取ることになる。
…のだが、さほど遠い親戚でもないのでなんの効果もなかったともいえる。
さらに、こんな逸話もある。死期を悟った孔子は墓所の相談を弟子にしたが、あえて川を作らないようにと言った。なぜかと弟子が問うと、後に秦人が補ってくれるだろうと。
つまり、後の世に秦の始皇帝が風水を完成させてくれると予言していたという話だ。でもまあ、孔子贔屓の創作っぽい話である。
20160820u4.jpg参道

ここで360°画像。
孔林360°画像

たくさんの観光客(参拝客)が行き交う中、突き当りまでいくと孔子の墓がある。
20160820u5.jpg孔子墓
たくさんの花が供えられお参りする人が絶えることがないのが伺える。
墓碑には「大成至聖文宣王墓」と彫られているが、王の字の縦棒が長いのは現世の王に憚ったもののようだ。
孔子の墓も、文革のおりの破壊を免れなかった。
孔子が亡くなったとき、子貢が小屋を立てて喪に服したらしい場所を見つつ、一行は元来た道を戻り数百メートルほどだがカートに乗って入口まで。

この時16時。まだ時間も早いのでホテルまで例の馬車に乗って帰ることにした。
20160820v.jpgこれに全員乗れるの?
御者入れて14人を詰め込んで馬車は走りだした。14人というが王さん(巨体)が二人分くらいあるのではないかと思うと、お馬さんに同情してしまう。
しかし、このお馬さんは並の馬ではなかった!重さを物ともせず、先を走る数人しか乗っていない馬車を追い抜く走りを見せた。このお馬さんは蒙古馬の血が入っているらしく力も強いらしい。見た目はそんな感じはないが、走りはその血統を感じさせた。
全身に汗をかきつつも、まだまだ元気なお馬さんと別れると一旦ホテルに戻った。
まだ夕食までには間があるので自由時間になった。
1時間ほど休憩してから散歩に出たので、遠出はせずにすぐに帰ってきた。
いよいよ今回の旅でもメインといえる食事「孔府家宴」だ。
…と、その前に自由時間を使って岡崎先生がなんと例の「令狐冲」まで行ってきて写真を撮ってきたという。
さすがというかチャレンジャーなところは相変わらずで、佩服するほかない。

ということで、帰国後にも調べた「令狐冲」の情報を公開!
公式HP
「窯烤活魚」という魚料理がメインのかなり大規模な全国チェーン店だった。
メインの魚を選んで、トッピングをいろいろのせて焼いてもらうシステムらしい。
店の壁とかポスターにある人物は、おそらくネットゲーム「笑傲江湖オンライン」(キャラデザは新笑傲江湖のドラマを元にしているのが多い)のCGと、そのゲーム公式のコスプレイヤーがやっている"東方不敗"のようだ。
「令狐冲」の名前の通り、メニューには笑傲江湖絡みのものが多数ある。
メインの魚ではなく、他の焼き物料理に名前がついている。
任我行-羊肉串 林遠図(林平之の曽祖父)-クルマエビ
林平之-豆腐 左冷禅-スルメイカ 岳霊珊-手羽中
儀琳-サヨリ 余滄海-焼き茄子 黒白子-羊の腎臓
曲洋-心臓の血管 平一指-えのき茸
風清揚-焼饅頭 田伯光-焼餅
そして東方不敗は…羊の睾丸、でした(^^; ちなみに羊の睾丸は「白腰」だそうです。
reiko01.jpg令狐冲メニュー
令狐冲は店の名前だからまだしも盈盈はいないの?という方、ご安心ください。「任盈盈の手作りドリンク」という謎のメニューで登場しています!あ、岳不羣はいません(^^;
なお、店舗によってはメニューが武侠キャラではないところもあるようなのでご注意ください。

ああ、孔府家宴までたどり着かなかった(^^;

つづく

タグ:武侠ツアー
posted by 八雲慶次郎 at 19:13| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする