2007年10月18日

2007桃花島(に行くはずだった)ツアー詳細のこと・第4話

どんどん記憶が薄れていく、さてどうしよう(^^;
写真でなんとか誤魔化していくことにしますw

10/7の午後、バスは寧波の郊外へと走ります。

第4話 衝撃の寧波!もう常識は通じない

次の目的地は「天童寺」。天童寺は1700年の歴史を持つ中国禅宗五山の第3山で、曹洞宗の開祖・道元禅師はここで修行し帰国後に曹洞宗を創立したことでも知られる。
また雪舟は天道寺で修行の折、「天童山第一座」という最高位の栄誉を贈られたという。
そんな話を聞きながらバスは山間へと進んでいく。実に緑が濃い。
北京あたりでは、人間100人あたり木が1本ぐらいだという。このあたりでは人間1人あたり数千本から数万本もあるらしい。
よく見ると山の緑のほとんどが竹、孟宗竹である。この辺にはパンダはいないが、このスケールの竹林というか竹山をみると中国にだけパンダが住んでいるのが頷ける気がする。

途中道を聞いて(また(^^;)先へ進む。小さな駐車場のような広場を過ぎて両サイドに畑を見て走る。サトウキビのようなものが「マコモ」らしい。生えているのははじめて見た。食ったことしかないw
寺に続くらしい横道にいくとバスをとめられた。どうやらこのまま車で寺までは登ったらダメだと言っているらしい。
しかし外は雨足が強くなっている。車で寺の近くまでつけないとかなり大変だ。
そこを立ち番しているのは近くの農民らしく、話は管理しているところにいってくれということでバックする。事務所らしきところは通過した広場にあるようだ。
ガイドの許さんが話に行っているうちに観察すると、どうやら天童寺にいく観光客はここで別のマイクロバスに乗り換えて2元はらって寺までいくらしい。
外はさらに大雨になり、乗り換えるのも鬱陶しいので交渉してそのまま寺に移動する。さっきの道を通って山間の寺に到着した。
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かなりのスケールのお寺である。
傘をさして建物のなかに足早に入った。
寺の入り口の両側になんか可愛らしいやつがいた。
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仏様は撮影禁止。本尊の左右にもの凄くでかくてカラフルな四天王像があった。
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広い寺の回廊を歩いているとさらに雨が強くなりまさに暴雨に。
カメラのピントが雨粒に合ってしまうことがたびたび起こる。
歴史あるお寺で壮大な緑を前に自然の猛威を目の当たりにして、しばし呆然とたたずんだ。
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我々はまた入り口で黄色の可愛らしい奴に見送られて、次の目的地「阿育王寺」へ向かった。

阿育王寺には釈迦牟尼仏の仏舎利、お釈迦様の遺骨が納められている。かの鑑真和上も仏舎利を見るために訪れたという。
道には迷いはしないが、へんな道路工事の仕方をしているため車が通りにくくてしようがない。
寺のまえには丸い池がある。天童寺とほぼいっしょだ。
ここに信者が善行を積むために魚や亀を放流してやるそうだ。
だが魚などが多くなりすぎで酸欠になって死んでしまうこともしばしばだとか(^^;どこが善行なんだか…。
暴雨から逃げるように寺の中へ。
ここではたくさんの僧がお勤め中だった。信者らしい人も膝をついて熱心に手を合わせている。
その様子を見てから振り返ると外はとんでもないことになっていた。
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もの凄い雨と強風が吹き荒れている。カメラで写すとフラッシュが雨粒に乱反射してしまう。
カメラを構えていると横でバキバキッと凄い音がした!
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↑の写真の木の左に見える木の枝が、暴風のために折れて落ちてきた!!探検隊員に危険が迫る!!(ただの観光客です)
うおーすげー!といっているうちにほかの皆を見失った。まずい。
たくさんいる僧に遠慮しつつ合掌しながら奥に進んでなんとか合流。やれやれ台風で遭難するところだった。(しません)
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無事にありがたい仏舎利を拝み、そのおかげかすこし小降りになった雨の中を我々はホテルへの帰路に着いた。
途中の道ではまた交通事故に遭遇。乗用車の前がぺしゃんこだった。

この日の夕食は天候のこともあってか、泊まっているホテルのレストランだ。
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左は肉のほか小さく切った饅頭や唐辛子をカリカリに揚げていて美味。この赤い唐辛子は辛くないです。
右の肉はカエル。小骨は多いが美味。カエルは高級です。
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竹の子、タウナギ、豆腐、きくらげ、高菜などもよく登場する。
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たまには麻婆豆腐。辛い物好きも絶賛の味でした。今回は炒飯ではなく麺です。みなさん麻婆豆腐を麺にかけて麻婆麺にして食べていました。寧波だんごは辛いのが苦手の人にはちょうど良いデザートです。西瓜もあったけど。

夕食後、今日は時間も早いので街を歩きたいところだが外は暴風雨である。
そこでホテルのバーかラウンジで飲もうか、ということになり岡崎先生らとホテル1階へ。
バーはビリヤードなどをやっている人もいて、賑やかにはできそうにないのでラウンジへ。
コーナーを陣取っていると次々とみんな集まってきて大所帯にw
せっかくなのでそれぞれカクテルとかを注文する。だが注文をうけてるおねぃさんが怪しい。時折ダッシュで戻ってなにやら確認したりしている。
しばらくして飲み物が来たが…。なんか違う。
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↑はシンガポールスリングらしい。しかしなんか違う苦味とかがする。体に悪そうな…(ーー;)
私はジンフィズを頼んだのだが、猛烈にシェイカーで振られ炭酸が抜けたうえにメレンゲかーっ!というくらいにしっかりしたとけない泡がのっていた。
他にもそれは違うだろというグラスを使っていたり、普通はついてないはずのところにチェリーがついていたり。
まともなのはビールとか水割りのようなカクテルでないものだけ。
もしかして作ったことなかったのかも…。
とりあえずシンガポールスリングは「ニンポースリング」だったということで落ち着いた。
寧波恐るべし!寧波侮るべからず!!
台風より凄いものと出会うとは思わなかった。
部屋に戻るとベッドにひとつだけキットカットが置いてあった。
なんかわからんが「さすが寧波!」と思った。

予告 第5話 羽ばたけ神鵰!洪水の大地を越えて
ラベル:武侠ツアー
posted by 八雲慶次郎 at 23:01| 兵庫 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天童寺もう武侠の世界そのままですね。
段誉とくまっちが戦ってそうです(爆)
ところでマコモってなんですか?松茸芋?
お釈迦様の遺骨がおさめてある仏舎利これも見たいです。
でも凄い暴風雨ですよね、それでも強行する
ところが凄いですね!
そしてさすがにまた料理が豪華
カエルは食べた事ないですが、鶏肉に似てると聞いてます。
麻婆麺も美味しそうですが、NHKの中国旅番組
などでみると、もう汁がなくて麺を椀に山盛り
入れて、タレとか具とか混ぜて食べてるのを見ます
武侠ドラマでもそんな感じですよね。
日本のラーメンみたいな感じではなく、
混ぜ麺みたいな感じでしょうか?

「ニンポースリング」
それは凄いものに遭遇されましたね、
ホテルのバーですよね!?ちょっぴり恐いですね(笑)
そして「キットカット」なぜ(爆)

第5話 羽ばたけ神?!洪水の大地を越えて

うお~~~次は週明けですか!!!
Posted by 洪八公 at 2007年10月19日 05:13
今回のレポの波乱含みで笑い所満載w
いや、でも普通の観光旅行以上に非日常を経験されたみたいで、うらやましいです!!

風景が本当に武侠世界してますね〜
何処を見ても良い感じ!
Posted by 進歩反刺 at 2007年10月19日 09:58
わたしもようやく旅行記を書こうとしていますが、記憶漏れや勘違いがけっこうあります。
幇主の記事を読みながら「そうかあれはこの時だったのか」
ガイドの話は半分しか聞き取れないので、自分で感じたことだけを書こうとしています。あとはネットで調べて…と。
Posted by 謫仙 at 2007年10月19日 15:12
なんか画像の風景は、
うなだれた令孤冲でも立っていそうな雰囲気ですねぇ?
でも相変わらず料理は美味しそう!

カクテルは…。ある意味「闇鍋」ならぬ「闇カクテル」ですね(笑)。
私だったら何を頼もうかなぁ?
で、何が飛び出すか…?楽しみ♪(爆)
Posted by どぅいちゃん at 2007年10月19日 21:52
むむむ、、、さすが寧波(行ったことないけど)!さすが中国!(拍手!)天童寺はほんと、ドラマの世界そのものですね。キョウホウや虚竹がひょっこり現れそう。ていうか、この愛くるしい狛犬?は一体。。。ちゃんと寺を守れてるのでしょうかっっ!いや~でもこの上目遣いのうるうる目線で悪者を骨抜きにしてるのかもしれませんねえ(^^)そうそう、ちなみにうちの近所の中華料理屋さんに麻婆ラーメンが置いてあって激ウマです。『なんて斬新な!』って思ってましたが、中国では常識だったんですねえ。3回ほど食べましたが、ウマ辛くてサイコーでした!そうそう、八公師兄が布教活動に行っているTSUTAYAさんの近所です(師兄~お試しあれ~!!!)。それにしてもすごい台風ですね、写真の雨が曲がってる。。。!カクテルは。。。恐怖ですね(^^;)でもやっぱ楽しそ~(^▽^)竹の山も見てみたいです!
Posted by 師妹 at 2007年10月19日 23:05
八雲さん、どうもお疲れ様でした。自分のことは置いといて、旅行記楽しく読ませてもらってます(笑)。でも天一広場はこの日の夕食前の時間ですよー。
携帯からのアクセスでスミマセン♪
Posted by toshi at 2007年10月19日 23:21
交渉にかけてはガイドの許さん面目躍如。社長英雄でしたね。

雨中の寺も風情ありました。一生懸命天候回復を祈ったのに、ずーっと雨雲の下にいたのは、仏舎利に些かでも疑念を抱いたおいらの所為かも知れませぬ。

>もの凄くでかくてカラフルな四天王像
ええっと、傘もってんのと琵琶と剣と龍だっけ。

>ニンポースリング
ことごとく学祭の模擬店ドリンクだって誰かが言ってましたね。当たりですわホント。
Posted by 飯香幻 at 2007年10月20日 01:14
「ニンポースリング」
・・・やはり何がでてきても「これもネタ」と笑い飛ばせるくらいでないと中国旅行は楽しめませんねー。

しかしここでもまた西瓜??
恐るべし!!西瓜!!
Posted by まや at 2007年10月20日 01:16
>洪八公さん
マコモはマコモ茸といいますがキノコの仲間ではなく、稲の仲間だそうです。それがなんかの菌の影響で根元のところが太くなって竹の子のように育ったもので炒め物などにして食べます。
あれ、サトウキビに似ていないような(^^;
カエルは小骨が多い以外は柔らかい鶏肉という感じです。
犬肉や兎肉も食べたことがありますが、カエル肉のほうがうまいですね。
麻婆麺は皆さんが勝手にのせて食べていただけですw

>進歩反刺さん
特別期待もせず(^^;いったお寺が、ふつーに1700年の歴史とかですからねえ。やはり中国はスケールが違います。
雨もさすが中国だ!スケールが違う!(台風です)

>謫仙さん
私もその時は良くわかってないので、検索したりガイドブック見たりしています(^^;
魚もネットで調べてやっとわかりました。

>どぅいちゃんさん
料理は同じ寧波だけあって毎回かぶるものもけっこうあったのが難点です(^^;
贅沢ですが自分で注文できなかったのが、ちょっと残念ですね。
カクテルは無茶苦茶な名前をいってもなんか出てきそうな気がしますw
Posted by 八雲慶次郎 at 2007年10月20日 20:20
>師妹さん
黄色い川相らしいやつのほかにごついのもいますので門番はそいつがやってますw
黄色いのはなぜか内側を向いているので帰りづらい(^^;
「麻婆麺」という名前のものは中国には存在しないと思いますw
似たようなのはあると思いますが。

>toshiさん
あ、やっぱりそうでしたか(^^;
確信をもてないまま書いたのですが、その後も思い出せずそのまま書きましたw
確認できてたすかりました。ありがとうございます!

>飯香幻さん
許さんの交渉がなければホテルも食事もどうなっていたかわかりませんね(^^;
天童寺と阿育王寺にお参りしたおかげで、神鵰侠侶城にもいけたし、紹興、杭州も順調だったと思っておくことにしましょう!

>まやさん
一般のツアーではなかなかお目にかかれないとは思います(^^;
旅行記には書いていませんが、各所でトイレ見学とかもしていますw
天童寺はさすが中国!というトイレでした(^^;
西瓜はいつでも食べられるものですよ!あれ、季節の感覚が!?
Posted by 八雲慶次郎 at 2007年10月20日 20:57
台風で大変だったんだなぁと思いながら読み進み、
交通事故のところで、中国って多いんだなぁと思い、
「ニンポースリング」で大笑いしてしまいました・・・失礼しました・・・・(爆)
Posted by at 2007年10月20日 23:14
>Dさん
交通事故は多いですね。中国で車に乗るには勇気が必要、とガイドさんがいってましたが勇気より先にマナーを身につけてほしいものです(^^;
でも裏で免許の点数を買い戻すことが常識化しているそうですから、どうにもこうにも…。
Posted by 八雲慶次郎 at 2007年10月21日 18:23
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