2016年09月07日

岡崎由美先生と行く山東武侠ツアー その4 8月20日

2016山東ツアーマップ

曲阜市内を北へと進み、三孔のラスト「孔林」に到着した。これも正式には「至聖林」という。
20160820u.jpg至聖林 入口
孔林は、平たく言うと孔子と一族の広大な墓所である。孔子の墓だけならまだしも、他の墓をめぐるにはカートに乗って移動するくらいに広い。
20160820u0.jpg孔子直系に近いほど立派なお墓
カートで進むと両側に雑木林が続くが、その合間に無数の石碑や土饅頭が並んでいる。
ここには約10万人もの墓があるという。今でも孔姓の人なら、犯罪歴がないなどの条件を満たせば孔林に墓を作ってもらえるらしい。家より墓のほうが高いと言われる中国だと、孔姓の人には朗報なのかもしれない。
20160820u1.jpg孔家に嫁いだ乾隆帝の娘の墓
20160820u2.jpg孔子直系の墓
15分ほどかけて一周してカートを降り、孔子の墓へ向かう。
20160820u3.jpg洙水橋
この橋のあたりが魯と斉の国境だったそうだ。
孔子が死後埋葬された(もっともここに遺骨はない)時にはここに川はなかった。数百年後、秦の始皇帝が焚書坑儒の際に孔林にも手を付けようとしたところ、ここに川を作り赤く染めれば風水の脈を断ち孔子の子孫は絶えるだろうとの進言を受けて実行した。それにより、後に直系の子孫がおらず養子を取ることになる。
…のだが、さほど遠い親戚でもないのでなんの効果もなかったともいえる。
さらに、こんな逸話もある。死期を悟った孔子は墓所の相談を弟子にしたが、あえて川を作らないようにと言った。なぜかと弟子が問うと、後に秦人が補ってくれるだろうと。
つまり、後の世に秦の始皇帝が風水を完成させてくれると予言していたという話だ。でもまあ、孔子贔屓の創作っぽい話である。
20160820u4.jpg参道

ここで360°画像。
孔林360°画像

たくさんの観光客(参拝客)が行き交う中、突き当りまでいくと孔子の墓がある。
20160820u5.jpg孔子墓
たくさんの花が供えられお参りする人が絶えることがないのが伺える。
墓碑には「大成至聖文宣王墓」と彫られているが、王の字の縦棒が長いのは現世の王に憚ったもののようだ。
孔子の墓も、文革のおりの破壊を免れなかった。
孔子が亡くなったとき、子貢が小屋を立てて喪に服したらしい場所を見つつ、一行は元来た道を戻り数百メートルほどだがカートに乗って入口まで。

この時16時。まだ時間も早いのでホテルまで例の馬車に乗って帰ることにした。
20160820v.jpgこれに全員乗れるの?
御者入れて14人を詰め込んで馬車は走りだした。14人というが王さん(巨体)が二人分くらいあるのではないかと思うと、お馬さんに同情してしまう。
しかし、このお馬さんは並の馬ではなかった!重さを物ともせず、先を走る数人しか乗っていない馬車を追い抜く走りを見せた。このお馬さんは蒙古馬の血が入っているらしく力も強いらしい。見た目はそんな感じはないが、走りはその血統を感じさせた。
全身に汗をかきつつも、まだまだ元気なお馬さんと別れると一旦ホテルに戻った。
まだ夕食までには間があるので自由時間になった。
1時間ほど休憩してから散歩に出たので、遠出はせずにすぐに帰ってきた。
いよいよ今回の旅でもメインといえる食事「孔府家宴」だ。
…と、その前に自由時間を使って岡崎先生がなんと例の「令狐冲」まで行ってきて写真を撮ってきたという。
さすがというかチャレンジャーなところは相変わらずで、佩服するほかない。

ということで、帰国後にも調べた「令狐冲」の情報を公開!
公式HP
「窯烤活魚」という魚料理がメインのかなり大規模な全国チェーン店だった。
メインの魚を選んで、トッピングをいろいろのせて焼いてもらうシステムらしい。
店の壁とかポスターにある人物は、おそらくネットゲーム「笑傲江湖オンライン」(キャラデザは新笑傲江湖のドラマを元にしているのが多い)のCGと、そのゲーム公式のコスプレイヤーがやっている"東方不敗"のようだ。
「令狐冲」の名前の通り、メニューには笑傲江湖絡みのものが多数ある。
メインの魚ではなく、他の焼き物料理に名前がついている。
任我行-羊肉串 林遠図(林平之の曽祖父)-クルマエビ
林平之-豆腐 左冷禅-スルメイカ 岳霊珊-手羽中
儀琳-サヨリ 余滄海-焼き茄子 黒白子-羊の腎臓
曲洋-心臓の血管 平一指-えのき茸
風清揚-焼饅頭 田伯光-焼餅
そして東方不敗は…羊の睾丸、でした(^^; ちなみに羊の睾丸は「白腰」だそうです。
reiko01.jpg令狐冲メニュー
令狐冲は店の名前だからまだしも盈盈はいないの?という方、ご安心ください。「任盈盈の手作りドリンク」という謎のメニューで登場しています!あ、岳不羣はいません(^^;
なお、店舗によってはメニューが武侠キャラではないところもあるようなのでご注意ください。

ああ、孔府家宴までたどり着かなかった(^^;

つづく

ラベル:武侠ツアー
posted by 八雲慶次郎 at 19:13| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする
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