2012年10月07日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その6・金殿は赤く燃えているか

瓊台の駐車場に到着したのは12時過ぎだった。
瓊台の「瓊」は美しいものを表す漢字。瓊州は南国の海南島のことだ。
伝説によると、武当山で修行を積んだ真武大帝が神仙となり、天帝に北を治める神に冊封される儀式が行われたのが瓊台だという。
瓊台には上観、中観、下観という武当山でも最大級の道観があり、その中でもっとも保存状態が良いのが中観である。現在も多くの道士たちが修行をしている。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

2012bu022map.jpg武当山マップ

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駐車場から5分ほど歩いて中観に到着。元はここに宿泊する予定だった。
観光客が通るルートからそれて道士の生活するスペースに入っていく。
早速食堂に行き昼食。幸いに料理人は待っていてくれて、すぐに料理を出してくれた。
我々は、史飛先生からプラスチックのお椀2つと箸を受け取り、ご飯とボールに入れられた野菜のおかずを取る。ご飯の上にものせる。
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同じように見えるが、違う野菜をいろいろと味付けを工夫しているため、ご飯もおかわりしてとても美味しく頂いた。やはり飲み物はなかったが、今度は準備していた水を飲んだ。
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中観の主殿である三清殿の前に出る。その横にある建物に荷物を預けて金頂を目指す。
ここには漢方薬が並べられており、中医学を修めた道士が診察もしてくれる。でもまずは金頂だ!

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正面に見える建物がロープウェイ乗り場。その後ろに武当山の主峰・天柱峰が待ち構えている。
天柱峰の海抜は1612m。ここからは1.3km、高低差は700mくらいだろうか。
2012bu081.jpg山の岩肌に「第一山」の文字が
この時、午後1時。食事の時間を急いだのは料理人の都合だけでなく、金頂の観光の時間も関係したかもしれない。
ロープウェイを降りてから、頂上の金殿まで急勾配な階段が700段あるため時間がかかるというのもあるが、一番の問題は天候だ。
山の天候は変わりやすく、武当山も同様で特に夏は雷雨が多く山頂は危険だ。
数十年前までは、頂上に避雷針が無く、すべてを銅で鋳造され金メッキをかけた金殿周辺には落雷が集中した。四方に稲妻が光り、落雷により燃え上がるように金殿が輝いたという様子は「雷火錬殿」と呼ばれたという。
今は避雷針があるとはいえ、落雷のおそれがある状況で登るのは自殺行為だ。実際にこの時、雷警報が出ていたという。
とにかくロープウェイで登るが、上の状況によりすぐロープウェイで引き返すか、ロープウェイも止まるような時は徒歩で下山しなくてはいけなくなる。さすがにそれはかんべんして欲しい。
2012bu082.jpgまだ新しいロープウェイ
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かなり急勾配でロープウェイは昇っていく。

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武当山山頂に当時の最高の建築技術で造られたのがこの「紫金城」だ。人の身の皇帝が住むのが「紫禁城」で、真武大帝が住むのが「紫金城」というわけだ。
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前の週までは天候不順だったが、幸い気候が安定してきて落雷の心配はなさそうだった。
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しかし、8月最後の日曜日だけにすごい観光客の数。ところどころ屋根のある城壁にそって、細い階段を押されるように登ります。
2012bu089.jpg2012bu090.jpg
かなり登ってきた。もう少し!
2012bu091.jpg金殿
遂に頂上に到達!集中して登ってきたせいか、南岩宮の時よりも楽でした。
600年前に建てられ、風雨にさらされ雷に撃たれても金殿は輝いていました。中に灯されている燈明は600年間絶やされたことはないといいます。
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金頂からの絶景を眺めていたのは僅かな時間でした。ごった返す頂上から離れ、山を下り始めます。
山の右から登り道、左から下り道の一方通行です。
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よくもまあ、こんなところに立派な建物を造ったものだと感嘆せずにはいられません。
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今工事しているものも大概凄いですが(^^;

一行は再びロープウェイに乗り瓊台に帰還。約1時間半で金頂をクリアしました。
中観に戻り、暫しの休息。ここで払塵を購入。脈診や推拿など何人かの方が診てもらっていました。
武当山は薬草の宝庫でもあり、多くの道士が中医学薬学の知識を身に着けています。
そして、最後の修行の時間。まずは史飛先生の演武をついに見ることができます。

次回 絶世神功 に、カァァムヒアァァッ!!

ラベル:武侠ツアー
posted by 八雲慶次郎 at 23:22| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする
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