2012年10月23日

武侠ツアー・アンケート第4弾

武侠ツアー・アンケートの第4弾は、2013年度の岡崎由美先生ご同行の武侠ツアーについてです。

2012年度の武侠ツアーは、湖北省の武当山への旅でした。(前述の旅日記をご参照下さい)
移動のトラブルなどに見舞われたものの、他のツアーでは体験できない充実した楽しい旅になりました。
現在は御存知の通り国家間の関係は微妙なものになっていますが、来年はいくらか改善し、また楽しい旅ができることを祈念しながらアンケートを取りたいと思います。
日程は8~9月あたりの4泊5日になると思われます。
アンケートの締め切りは2013年1月31日です。
皆様のご協力お願いいたします。

武侠ツアー・アンケート第4弾の回答はこちら

行きたい場所などは何箇所書いてもらっても構いません。
その他ご要望や疑問質問などありましたらお願いします。


タグ:武侠ツアー
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2012年10月22日

第8回武侠迷大幇会 無事終了

大幇会は無事終了いたしました。
今回は43名の方に参加していただきました。
皆様ありがとうございました!

八雲慶次郎 拝

タグ:大幇会
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2012年10月20日

第8回武侠迷大幇会 参加者募集締切ました(10/13更新)

第8回武侠迷大幇会開催まで、この記事をトップに表示します。
武当山武侠ツアーの旅日記はひとつ↓の記事です。

第8回武侠迷大幇会は、2012年10月20日 18時からの開催と決定いたしました。
今年も、岡崎由美先生が参加してくださいます。
会場決まりました。昨年と同じ新宿の「九龍餃子房 新宿別館」です。
http://r.gnavi.co.jp/g050606/

2012年10月20日 17時40分受付開始 18時スタート
なるべくスタート5分前までには、ご来店下さい。
会費 4000円(飲み放題込み)

武侠関連の賞品が当たる抽選などを予定しています。
ご不要になった武侠(中国)関連グッズなど(観終わったDVD、VCDや本など)ありましたらお持ちください。抽選の賞品として活用させていただきます。

参加希望の申し込みは締め切らせていただきました。ありがとうございました。
大幇会に関する疑問質問などありましたらお知らせ下さい。
大幇会会場でお会いできることを楽しみにしております!


タグ:大幇会
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2012年10月12日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その9・上海暴れ旅

8月28日。ツアー最終日。
昨日は上海で本屋を回ったりDVDなどを購入するなどしたあと、ゆっくりと旅の最後の夕食になるはずだったが、予想もしないトラブルで移動だけの1日になってしまった。でも最終日は順調な滑り出しのようだ。
今日は、上海影視楽園と中国武術博物館の観光だ。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

ホテルを出てまずは遠い上海影視楽園に向かう。中国武術博物館が開く時間のほうが遅いためだ。7時過ぎの出発と早いのは、上海市内の渋滞を考慮してのことだ。だが、バスはスムーズに走り8時半には目的地に到着した。
上海影視楽園
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オールド上海の街並みなどが再現されたセット。開園の8時半になっているが、まさか朝一から客が来ると思っていなかったのか入場に手間取る。歩いている犬を見ていると、用意ができたようで観光開始。数カ所でロケをやっているらしい。
ここではカンフー・ハッスルや新・上海グランドのほか多くの作品が撮影されている。上海市内からすぐという立地もあるのだろう。最近作でもよくここで撮影されたものを見る。
最初に西洋風の庭園というか中庭のようなところに入る。早速撮影をしていたので追い払われる。
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庭園に面した建物の一つに逃げこむように入る。そこは撮影で使われた小道具大道具やセット、衣装などが展示してあった。
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見覚えのある映画の衣装などもあり、見応えがあります。
また追い立てられるように移動して、庭園から南京路へ出た。これは見覚えのある通りだ。
2012bu129a.jpgカンフー・ハッスルの1シーン
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路面電車にも乗れる。
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メガネのよ~さんに蛇拳をしかけるも、反応は薄かった。
路面電車を一往復ほど乗って、今度は別のところで行われているロケを見学。抗日物のドラマらしく、バイクに乗った日本兵や当時の車が街を走り抜ける。
メインの役者はともかく、エキストラは横店でもそうだったが近所の人がすることが多い。
エキストラの日当は50元くらい。撮影はほとんどが待ち時間のようなものだが、これでは仕事にはならない。小遣い稼ぎか趣味なのかもしれない。

上海影視楽園からバスに乗り、今度は上海市街の北側へ。
上海体育学院の中にある中国武術博物館に向かいます。
ここは火曜水曜土曜の9時から16時までで、完全予約制らしい。
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展示は1階と地下があるが、12時にならないと地下は開かないということなので、まずは1階をじっくり見る。
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各地で盛んな武術が地図に表示している。
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様々な武器が展示されている。峨嵋刺がやたらと太かった(^^;
このフロアは武器のほか、武術の歴史や資料などが豊富にあり、さまざまな武術門派も紹介されていた。
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中にはこんな写真も…。
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師匠の名前に「虎」の字があるので、弟子の俺達は虎皮着て写真撮ろうぜ!となったらしい。
売店なども見て回っているうちに地下が開いたので降りてみた。
ここは体験型のアミューズメント施設といった感じになっていた。
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日本にもありそうなパンチングゲームだが、急所に当てないとポイントが上がらない。ガイドの穆さんムキになりすぎ(^^;
となりのカンフーパンダは子供用。
2012bu145.jpg梅花樁
ランプのついたところに素早く移動する。
2012bu146.jpg岡崎先生、軽功に挑戦!
その場でジャンプしたりすると、3D画面上で屋根の上や水の上を走ります。
その他、暗器を躱したり、大きな石の玉を動かしたり、音声や映像を使ったアトラクションがあった。

ひとしきり遊んでもまだ足りない気もしたが、時間が来たので昼食に移動。
上海浦東空港にちかいところで、この旅最後の昼食です。
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ひとしきり食べた後、皆さんから旅の感想を聞いた。
今回は移動のトラブルが多かったものの、特に武当山で貴重な体験ができたことを皆さん喜んでいました。
やはり武侠ツアーならではの楽しい思い出がいっぱいあったと思います。

15時過ぎに上海浦東空港に到着。全員でチェックインするが、名古屋行きだけ搭乗口が正反対なので時間まで他の皆さんと一緒にいることにした。
お土産物などを見ながら搭乗口まで行くと、いきなり成田行きの搭乗口が変更になっていた。
皆さんを探して変更を知らせながら元来た道を戻る。やっと集合したが、やはり飛行機は遅れ気味だった。
40分ほど遅れて搭乗する成田組の皆さんをお見送りした。
その後、名古屋行きは予定通りに離陸。台風の影響か、途中で機内食を食べられないくらいに揺れることもあったが遅れずに到着。
空港のホテルで、短かったような長かったような旅を思い出しながら眠りにつきました。
これにて今回の旅日記は終わりです。ありがとうございました。

つづき
タグ:武侠ツアー
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2012年10月11日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その8・襄陽受難

8月27日 ツアー4日目
朝は9時出発でゆっくり。今日観光予定だった玄岳門は先に見たし、遇真宮はやはり工事中で近づけないようだ。
後から思うと、せめて玉虚宮くらいは20分程度で観光したかったように思う。
そう思うのは、この日これから起こることが原因かもしれない。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

ホテルの売店が開いたので、おみやげになりそうなものを探した。10元の小冊子を10冊買っておみやげにした。
ホテルをバスは出発。天候はよく、この段階では台風で上海までの飛行機が飛ばないということはないことが確認された。
上海についたものの、大雨の中で本屋に行くのも一苦労するかもなあ、と考えつつ武当山を離れる。
もう一日武当山にいられれば、博物館とか他のところもゆっくり見られたのになあと名残りを惜しんでいると、ナニ族陛下がしきりに何かを見せてきた。
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どうやらパッケージがドニーさんのパンツの写真らしい。私に見せて何を求めているのか、やんごとない御方のお考えは下々の浅知恵では計りようもない。にゃー!

1時間半ほどで往路でも寄った鐘崗サービスエリアへ。こちら側には運動器具みたいなものがあった。
少しの休憩の後出発。空はどんよりと曇ってきた。
高速を降りて襄陽市内へ入る。なんとなく見覚えがあると思ったら、昼食は最初に泊まったホテルだった。
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白飯だけでなく炒飯、麺、水餃子も出てきた(^^;
ホテルを出て空港に向かう。上海行きの搭乗は13時40分なので、余裕を持って1時間前くらいには着く予定だ。
チェックインして、お世話になった邱チャンとお別れして荷物検査に入る。携帯につけていた関西幇会十周年のストラップを検査員にガン見されたが、問題なく通過。
少しすると上海行きらしい東方航空のB737が駐機場に止まっていた。帰りは遅れないですむかな、と小さな本屋を賑わせている一行に加わった。
それなりに高かったが武当武術の本は、なかなかネタにもなって面白かったので購入。
時間は13時40分だが、まだ搭乗は始まらない。ふと見ると整備員らしき人が飛行機の前輪あたりに集まって話をしている。話をしているだけで、なにか作業をしているようでもないる
やっぱり遅れるのか、とそれほど気にもせず微妙な味のお茶などを飲んで過ごす。
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搭乗時刻を1時間過ぎて乗客の中国人が騒ぎ始める。何かトラブルがあったのは間違いない。
しばらくして飛行機に故障があり修理が必要らしいとわかる。搭乗待合のテレビでコメディタッチの済公のドラマを流しはじめた。
搭乗時刻を2時間、我々が空港についてから3時間して、飛行機の故障がこの空港にある部品ではできないので武漢の空港から部品を運んで修理する。武漢から車で3時間かかる。ということが公表される。
襄陽空港は滑走路が短いため、代替機が使えない。襄陽空港を離着陸できる東方航空の飛行機は中国全土で3機しかなく、修理するほかないのだ。
しかし修理できて今日中に飛べるという保証もない。明日の便になってしまうと、帰国する飛行機には間に合わなくなる。
武漢まで行き、飛行機で北京に行けば成田行きに限れば明日帰国できる席はとれる(便数が多いため)と思われるが、金がかかるのは間違いない。だが武漢から北京の飛行機が20人チケットが取れるかが微妙。
あとは武漢から夜行列車に乗り上海に出る方法。こちらは切符はなんとかなるが、体力的にしんどいのは間違いない。
とりあえず飛行機が飛ぶか様子を見てからにすることになったが、武侠ツアー一行は予定外に夜行列車に乗れるのも楽しそうと、文句をつける中国人乗客とは対照的である。
あとで知ったが、前の週に東方航空が4時間の遅れを出して暴動騒ぎが起こっていたようだ。
それもあったのか、乗客を一旦航空会社が手配したホテルに送って休息することに。スーツケースは預けたままだ。
バスは襄陽の市街地へ約50分ほどもかけて移動。時間は16時前になっていた。
100元をデポジットにして部屋に入る。あぶれたので私は一人部屋。18時までに連絡が来なかったら夕食を出すということになった。
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部屋にはなぜかスーパーマンやアメコミの絵が飾ってあった。
休憩していると食事のお呼びがあった。これで上海での夕食はなくなった。
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品数はかなり豊富だった。辛いものが多かったが、急な夕食としては十分な料理だった。
隣のテーブルで、思いもかけず日本人の集団に囲まれた中国人男性が少し不憫だった(^^;
食事が済んだ頃、突如空港に向かうのでロビーに集合するように連絡が入る。フロントで100元を返してもらいホテルの前でバスを待った。バラバラになるとまずいので2台目のバスに乗る。
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暗くなってきた空港に到着すると、カウンターでチケットを再発行。その際に迷惑料として200元をもらう。
再度荷物検査を通り、修理した飛行機に搭乗。ようやく離陸したころには20時半になっていた。
機内ではクラッカーと飲み物がでた。飛行機は幸い何事も無く上海に到着。風はまだ強かったが雨は降っていなかった。
昼からずっと待っていたというガイドの穆さんと合流。ホテルに着いた時には23時になっていた。
翌日は観光する場所が開く時間に合わせるため、朝7時にホテル出発だという。
旅にアクシデントはつきものだし、それもまた楽しみではあるが、この夜はただただ疲れ果てて眠る他なかった。

次回 最終回 上海暴れ旅 武侠の歴史がまた1ページ。
タグ:武侠ツアー
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2012年10月08日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その7・絶世神功

休息後、夕方4時前になり待望の史飛先生の演武を見られることになった。
中観の三清殿の前で、我々はカメラやビデオを構えて見守った。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

2012bu022map.jpg武当山マップ

ちなみに三清というのは、道教の最高神の元始天尊、霊宝天尊(太上道君)、道徳天尊(太上老君)の三柱の神であり、それぞれが住まう玉清境、上清境、太清境という仙境のこともいう。道徳天尊(太上老君)は老子のことだ。
その三清尊神の前に、史飛先生が普段と変わらぬ足取りで歩み出た。
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武当太極拳老架108式。またの名を三豊太極拳。
様々な太極拳を映像やネットで見てきたが、どれとも一致しない。武式太極拳に似た動作はあるが、やはり違う。これまで見た武当太極拳と名がついたものとも全く違っていた。
しかし、紛れもなく太極拳の動きはそこにあった。
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終盤にある包拳する動作などは、もちろん他で見たこともなく道教門派特有のものだろう。化手仙童拜祖という動作だ。
緩やかで澱みのない史飛先生は老架108式を10分半で見せてくれた。私なら動きを覚えられたとしても気力が続かないだろう。つい動きを早くして端折ってしまいそうだ。
我々は惜しみない拍手を史飛先生に贈った。
武当太極拳老架108式はどこから来たものなのか。史飛先生が大きく改変するとは思えないので、それ以前からあったものと考えるのが妥当だろう。
史飛先生の師・郭高一道長は名人として名高く、特に内功では南郭北匡と呼ばれた。南郭は郭高一道長、北匡は嶗山派の名人・匡常修道長。史飛先生は、「飛腿太保」の異名を持つ匡常修道長からも嶗山腿法を学んでいる。
郭高一道長が武当太極拳を学んだのは、武当山に入る前だったという。武当三豊自然派第23代掌門人・楊信山から最初に学び、かつて武当山総掌門を務めた徐本善の愛弟子で全真教龍門派の重鎮・唐崇亮からも学んだ。
三豊派と全真教龍門派の関係は深く、丘処機を祖とする明初の全真教龍門派四代目弟子・丘玄清が張三豊の教えを受けたこともあり、武術に関しても武当山以外でも武当拳が形を変えながら伝わっている。
武当三豊自然派には「太極」と名がつく武術が多数伝わっており、史飛先生が見せてくれた老架108式もそのいずれか、もしくはそれが変化したものではないかと推測する。
絶世高手から伝わる武術。これからも途絶えることがないことを祈る。

さて、達人の域などはるか空の上な我々は、これまで教わった基礎を繰り返し練習した。
金頂まで登った疲れからか、「放鬆」出来ていないと指導をうける。
史飛先生にとっては至らぬ弟子だっただろうが、我々にとっては貴重な体験だった。
師父に包拳して、今回の武術修行は全て終了した。

ここから山麓まで乗換えずに降りるバスがあるとのことで、それに合わせて中観を出る。入り口の鶴の彫像に子供を跨らせて写真を撮る親がいた。それはまずいんじゃないかと…。
夕方5時頃バスに乗り込む。疲れが溜まっているため、うねうねと曲がる道を揺られるのはあまり気分が良くない。
しばらくすると途中の八仙観のバス停で止まる。休憩か?かなり長く止まっていたので、私は外に出てみた。
2012bu098.jpg八仙観の茶畑
八仙観の緑の茶畑が斜面に広がっていた。気温差の大きい山の斜面などで、良質のお茶が取れる。
ここからもう少し下のほうが、一面の茶畑のようだ。
バスが出発。瓊台から1時間弱で麓についた。
駐車場近くの土産物屋で買い物するが、探していた長命鎖などはどこにもなかった。中観の店にもなかったので、おそらく紫霄宮あたりの店くらいしかおいてなかったのかもと思った。

久しぶりに襄陽から乗ってきたバスに乗り込み、武当山市街地にあるホテルに向かう。
やはり勝手にリクライニングするが、まあいい。
夜7時から夕食。精進料理という話だったが、精進は半分程度だった。
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このあたりは普通の料理。
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これらは精進料理。白っぽいのは、わさび醤油をつけるとアワビ風の味になる。でもワサビ効きすぎ(^^;

ホテルに付いた後、史飛先生が中観にあった忘れ物を届けてくれた。しかし、史飛先生の携帯も行方不明になっていて、しょんぼりと帰っていったそうだ。・゚・(ノД`)ノ

夕食後、邱チャンの案内で散歩がてら夜の街に出る。といっても店は閉まっているので、雰囲気を感じるだけのもの。ホテルは何故か派手なネオンで輝いている。
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川沿いには夜市が出ていた。川もライトアップされていたが、見えるのは工事車両。ここも8月初めの大雨の影響があったようだ。
街は中国の地方都市のよくある風景。まだ夏の暑さが少し残るので、建物の前に椅子を出して涼んでいる家族がたくさん見られた。麓とはいえ武当山の山の上とは別世界だ。
夜9時過ぎにホテルに戻る。明日は朝9時出発なのでゆっくりできそうだ。

…と、眠りについた時には、翌日に起こるアクシデントなど想像できるわけもなかったのです。

次回 襄陽受難 に停まります。
タグ:武侠ツアー
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2012年10月07日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その6・金殿は赤く燃えているか

瓊台の駐車場に到着したのは12時過ぎだった。
瓊台の「瓊」は美しいものを表す漢字。瓊州は南国の海南島のことだ。
伝説によると、武当山で修行を積んだ真武大帝が神仙となり、天帝に北を治める神に冊封される儀式が行われたのが瓊台だという。
瓊台には上観、中観、下観という武当山でも最大級の道観があり、その中でもっとも保存状態が良いのが中観である。現在も多くの道士たちが修行をしている。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

2012bu022map.jpg武当山マップ

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駐車場から5分ほど歩いて中観に到着。元はここに宿泊する予定だった。
観光客が通るルートからそれて道士の生活するスペースに入っていく。
早速食堂に行き昼食。幸いに料理人は待っていてくれて、すぐに料理を出してくれた。
我々は、史飛先生からプラスチックのお椀2つと箸を受け取り、ご飯とボールに入れられた野菜のおかずを取る。ご飯の上にものせる。
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同じように見えるが、違う野菜をいろいろと味付けを工夫しているため、ご飯もおかわりしてとても美味しく頂いた。やはり飲み物はなかったが、今度は準備していた水を飲んだ。
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中観の主殿である三清殿の前に出る。その横にある建物に荷物を預けて金頂を目指す。
ここには漢方薬が並べられており、中医学を修めた道士が診察もしてくれる。でもまずは金頂だ!

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正面に見える建物がロープウェイ乗り場。その後ろに武当山の主峰・天柱峰が待ち構えている。
天柱峰の海抜は1612m。ここからは1.3km、高低差は700mくらいだろうか。
2012bu081.jpg山の岩肌に「第一山」の文字が
この時、午後1時。食事の時間を急いだのは料理人の都合だけでなく、金頂の観光の時間も関係したかもしれない。
ロープウェイを降りてから、頂上の金殿まで急勾配な階段が700段あるため時間がかかるというのもあるが、一番の問題は天候だ。
山の天候は変わりやすく、武当山も同様で特に夏は雷雨が多く山頂は危険だ。
数十年前までは、頂上に避雷針が無く、すべてを銅で鋳造され金メッキをかけた金殿周辺には落雷が集中した。四方に稲妻が光り、落雷により燃え上がるように金殿が輝いたという様子は「雷火錬殿」と呼ばれたという。
今は避雷針があるとはいえ、落雷のおそれがある状況で登るのは自殺行為だ。実際にこの時、雷警報が出ていたという。
とにかくロープウェイで登るが、上の状況によりすぐロープウェイで引き返すか、ロープウェイも止まるような時は徒歩で下山しなくてはいけなくなる。さすがにそれはかんべんして欲しい。
2012bu082.jpgまだ新しいロープウェイ
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かなり急勾配でロープウェイは昇っていく。

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武当山山頂に当時の最高の建築技術で造られたのがこの「紫金城」だ。人の身の皇帝が住むのが「紫禁城」で、真武大帝が住むのが「紫金城」というわけだ。
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前の週までは天候不順だったが、幸い気候が安定してきて落雷の心配はなさそうだった。
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しかし、8月最後の日曜日だけにすごい観光客の数。ところどころ屋根のある城壁にそって、細い階段を押されるように登ります。
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かなり登ってきた。もう少し!
2012bu091.jpg金殿
遂に頂上に到達!集中して登ってきたせいか、南岩宮の時よりも楽でした。
600年前に建てられ、風雨にさらされ雷に撃たれても金殿は輝いていました。中に灯されている燈明は600年間絶やされたことはないといいます。
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金頂からの絶景を眺めていたのは僅かな時間でした。ごった返す頂上から離れ、山を下り始めます。
山の右から登り道、左から下り道の一方通行です。
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よくもまあ、こんなところに立派な建物を造ったものだと感嘆せずにはいられません。
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今工事しているものも大概凄いですが(^^;

一行は再びロープウェイに乗り瓊台に帰還。約1時間半で金頂をクリアしました。
中観に戻り、暫しの休息。ここで払塵を購入。脈診や推拿など何人かの方が診てもらっていました。
武当山は薬草の宝庫でもあり、多くの道士が中医学薬学の知識を身に着けています。
そして、最後の修行の時間。まずは史飛先生の演武をついに見ることができます。

次回 絶世神功 に、カァァムヒアァァッ!!

タグ:武侠ツアー
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2012年10月06日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その5・山あり谷あり

8月26日早朝5時過ぎ。まだ薄暗い武当山山中は、少し音が気になるくらいに雨が降っていた。
6時半、朝食前の朝練の時にはほぼ雨は上がっていた。朝練の後はすぐ朝食、そして出発となるので道服に着替えなくてもいいという事だったので、そのまま行ってみると半数の方が道服だった。気合はいってるなあ。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

2012bu022map.jpg武当山マップ

朝練は、ホテルの中庭というか広場のようなところで昨日のおさらいが中心。静かで清涼な山の空気を呼吸しているだけでも、体に良い気がする。混元功の効果も高くなりそうだ。
昨日教えてもらった動作の他に、足を動かさない状態での雲手もやった。やはり「放鬆」はわかっていてもやるのは難しい。「放鬆」は究極の奥義のひとつといって過言ではない。
1時間の朝練が終わる。今日は夕方にも総仕上げの練習があるらしい。その時には史飛先生が演武を見せてくれることになった。

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朝食は、饅頭や肉まんやアンパン、おかゆに漬物など。ソース焼きそばに見えるものは、きなこのような味がするので聞いてみると、ごまペーストを使っているそうだ。

8時半にホテルを出発。紫霄宮前まで歩き南岩宮までバスに乗る。
2012bu056.jpg贔屓(びし)
紫霄宮前いたとぼけた顔の亀だが、贔屓(びし)という龍の生んだ神獣のひとつ。重きを負うことを好むといわれるため、石碑や石柱などの土台の装飾に使われていることが多い。武当山では「聖旨」を刻んだ石碑を背に負っているものがよく見られた。
バスで10分ほどで、このルートの終点の烏鴉嶺駐車場につく。ここから南岩宮へ歩いて行く。
ただ歩くといっても、道が付けられるところが限られる山中のため登ったり下ったりしながらぐるりと回って行かなければならない。このような険しいところに建物や道を作った人々の苦労は想像を絶するものがあるだろう。
もう一人のガイドに荷物を見てもらっておいて身軽になっていく。
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2012bu059.jpg途中で練功する道士
2012bu060.jpg登ったと思ったら下る
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碑亭。ここにも大きな聖旨を背負った贔屓がいた。
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願掛けの赤い布が無数に巻かれている木。中にはどうやってこんなところに…と首をかしげる場所に巻かれているものもあった。赤い布は近くの店で売っている。
20分ほど歩いて南岩宮に到着。
2012bu063.jpg玄帝殿
南岩宮は以前は更に大きかったらしいが、1926年の火事で1/4くらいが消失してしまったらしい。
玄帝殿の脇を抜けていくと、そこには…。
2012bu064.jpg2012bu065.jpg2012bu066.jpg
有名な龍頭香が見えてくる。
龍頭香の下は断崖絶壁。ここから落ちたら命はない。過去に落ちた人が何人もいるため、十数年前からは手前の香炉に線香を立てるようになった。龍頭香の先には武当山の頂上が見えるはずだが曇っている。
両儀殿をはいり奥の天乙真慶宮に龍頭香はある。天乙真慶宮は元代に造られた古い建物。この絶壁に張り付いたような場所によく建てたものだと感心する。
元きた道を戻り玄帝殿の横にある建物でお茶をいただく。武当山はお茶の産地でもある。もう一方のルートの途中にある八仙観というところでは、傾斜地に見事なお茶の段々畑が広がっているそうだ。
最初に白湯を飲み、次に苦味のあるお茶を2杯飲んでから再び白湯を飲むと味が変わり甘く感じられた。他にも紅茶や白茶などをいただく。何人かがお土産にお茶を買った。
南岩宮から武当山頂上の金頂への登山道が続いている。ロープウエイができたため利用者は減ったが、途中に道観もあり普通に使われている。だいたい4時間半かかるそうだ。歩いて登るのがたいへんな人には、人足が担ぐ輿もある。ただし1000元かかる。

2012bu067.jpg倚天屠龍記などの看板がある
駐車場まで戻って来ると10時半。ガイドの邱チャン的には時間がかかりすぎて押しているらしい。
というのも今日の昼食は、ロープウェイ乗り場近くの中観という道観で、道士食をいただくことになっているのだが、本来は仕事が休みな料理人に無理を言って作ってもらうため、少し早めの11時頃に行く予定だった。
しかし、このあと太子坡の観光をしていたら時間に間に合わない。南岩宮から太子坡に行くバスの中でどうするかという意見を聞いた。
岡崎先生をはじめ、武当山に来て太子坡を見ずに帰るわけには、という意見が多く、昼食が犠牲になってもいいということで太子坡観光へ。
ガイドの邱チャンが、料理人に連絡して作り置きしておいても構わないので遅くなっても食べられるようにしてもらえるよう交渉した。もし無理なら、あとでおやつ程度のものになるが何か買ってくるつもりだったようだ。

11時過ぎに太子坡到着。正式な名称は復真観という。南岩宮のようなアップダウンはないので楽だ。
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2012bu070.jpg2012bu071.jpg2012bu072.jpg
赤い壁と曲がりくねった道が見覚えがある。武当山の代表的な建築物だ。
太子坡の太子とは朱元璋のこと。太子時代に勉強嫌いだった朱元璋が一念発起して、ついには皇帝にまでなったということで、それにあやかろうという子供連れの観光客が多い。
私としては五雲楼が見たかった。一柱十二梁という珍しい建築物だったので、太子坡に来たら是非と思っていたのだが残念。
我々はバスに乗り中観のある瓊台へと向かった。

次回 金殿は赤く燃えているか こいつは凄いぜ!!

タグ:武侠ツアー
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2012年10月05日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その4・練功紫霄宮

武当山は山深いところにあるが、建築群が世界遺産となってから観光客が倍増。環境を何とか守ろうと、山麓から上は関係者以外の車の乗り入れを制限し、観光客は乗合のエコバスを利用しなくてはいけない。
2012bu035.jpg
我々も乗ってきたバスから乗り換える。乗合のため大きな荷物は持ち込めないので、一泊分の荷物を持って移動することになる。
まずは今日泊まるホテル「武当山天禄度假村」へ。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

2012bu022map.jpg武当山マップ

進山門近くのターミナルからエコバスに乗換え曲がりくねった道路を登っていく。
途中で紫霄宮や南岩宮に向かう道と金頂へのロープウエイがある瓊台に向かう道に別れる。
紫霄宮に向かう道に少し入ったところにある太子坡の前でバスを乗換える。ホテルは紫霄宮の近くなので南岩宮行きに乗る。
バスは谷へ降りていく。紫霄宮は隣の山にある。谷間には逍遥谷があるのだが通過。8月の初めに大雨があり、川の途中の池にかけてある桟橋などが壊れてしまったそうだ。イベントなどをする会場もある逍遥谷だが、今回は観光できそうにない。
再び山を登り急カーブに揺られ、麓から約1時間でホテル前に到着。すでに空気は山のものだ。
ホテルの部屋に入り、史飛先生にもらった道服に着替えて集合。歩いて紫霄宮へ。100mくらいだ。
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曇っているが険しい山並みが見える。武当山の山頂方向だが、上の方は見えそうにない。
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白い道服の一団が紫霄宮に到着。夕方の5時ごろなので、そろそろ他の観光客は引き上げ始めている。
そんななか我々はまず紫霄宮を観光する。
2012bu040.jpg紫霄殿
ドラマなどでも必ず登場する有名な場所だ。普通なら「殿」というのは皇帝の宮殿にしかつけられないものだが、玄武大帝=朱元璋として造営されているため紫霄殿の額があげられている。
周囲の中国人観光客が我々を見て「あれは日本人か」「韓国人じゃないか?あのガイドの発音は韓国語だろう」とか言っていたらしい。日本語の発音が上手なのに邱チャンかわいそす(´Д`;)
2012bu041.jpg紫霄殿の右横の壁
文化大革命の嵐は、武当山の山の奥までやってきた。とはいえ道の整備も現在のようには出来ていない頃なので、山上までやってきた紅衛兵はそれほど多くない。紫霄殿に毛沢東を讃える言葉を書くことで破壊は免れた。
もっとも山麓にあった道観はかなり破壊されたという。人類史上でも稀な愚行のあとを見ながら紫霄殿の裏へ。
2012bu042.jpg父母殿
玄武大帝の父母を祀っているが、もちろん朱元璋の両親ということで作られている。3階建。
2012bu043.jpg鯉?
紫霄殿の屋根の四方角にいい表情の鯉がいた。ほかの細かいところも皇帝のお声がかりで造られただけあり、見事なものだ。

紫霄殿の前に戻り、それぞれ真武大帝に三跪九拝。その後、史飛先生について紫霄宮の横にある広場に移動します。そこは道士たちが生活している場所のすぐ横です。
2012bu044.jpg
いよいよ修行開始。史飛先生は普段観光客向けに指導とかはしていません。なので基礎をみっちりとやり、基礎しかやりませんww
站椿功である混元功を約30分。史飛先生は我々を見て回り、しきりに「放鬆(力を抜く、リラックス)」といって修正していきます。
皆さん、一通り形になったところで、次は歩法の練習。動きはゆっくりするほどいいようです。
我々の回りでは、一緒に練習をする観光客や行き来する老若男女の道士たち、くつろぐ猫たちがいました。
続いて足の動きに手の動きを合わせます。急激に難易度が上昇(^^;
数動作ですが、ゆっくりな動きだけにわずかなズレが目立ちます。うまくいったりいかなかったりするうちに1時間の修行が終了。
途中、武当山のトップである武当山道教協会会長の李光富道長がにこやかに史飛先生に声をかけていった。
我々の散々な出来具合を見て、史飛先生は基礎だけはきっちり身につけてもらわないと!と使命感に燃えたのか、翌日の朝練が決定(^^; 多くの人がふくらはぎの筋肉痛になるのでした。

時間は夜7時前。まだ明るいものの、既に観光客はおらず門が閉じられた紫霄宮をあとにした。
ホテルに戻り夕食。今夜は史飛先生も一緒です。朝練あるし(^^;
2012bu047.jpg岡崎先生と史飛先生
史飛先生の帽子は全真教のものだそうです。てっぺんの丸いところは髷です。
史飛先生は、最初少林寺で武術を学び、武当山で出家。武当山で郭高一という達人に師事して武当拳を身につける。また全真教華山派掌門で中国道教協会会長の閔智亭(玉渓道人)より道教文化や武術などを学ぶなど、その一流の能力資質から武当山道教太和武術院を任され、中国だけでなく海外との武術や道教文化の対外交流や指導の責任者として活躍しています。
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史飛先生は、ビールや肉なども食べないので代わりに我々がしっかり食べましたw
食事の後、さらに史飛先生に指導をうけた人もいました。
私は、テレビでいろいろと映画を無料で見られたので、なんとなく「武侠」を流していたらウトウトしていて、ジミー・ウォングの「甚麼~!!」という声で目が覚めました(;´д`)ノ
山の静かな夜が更けていきました。

次回 山あり谷あり さてっ!


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2012年10月01日

岡崎由美先生と行く中国の旅2012 武当山武侠ツアー その3・武当派入門

武当山にいよいよ入ろうとしていた我々のバスを襲ったものは、百匹以上のハチだった。
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小龍女か、はたまた老頑童の仕業か!たまたまバスが巣の近くに止まったからか(^^;
窓を閉めていなかったら大騒ぎになっていたかもしれない。そんな時に武当山での現地ガイドの女性が乗り込んで加わった。

2012年武当山武侠ツアーマップ
http://goo.gl/maps/JbBYg

ちなみに我々の乗ったバスには、マイクがついているものの常にエコーがかかってまともに聞こえないため、使わずにいる。なので後ろの方まで話がなかなか聞こえない。
料金所を過ぎるとハチもいなくなり武当山麓の市街地に入る。
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よく見かけるのは武当刀剣や緑松石などとかかれた看板の店だ。
武当武術で知られるのは、太極拳と武当剣。そのためお土産に剣がたくさん売られている。日本には持って帰るのは無理なので買えない。緑松石はトルコ石(ターコイズ)のこと。このあたりが産地らしい。
武当山の入り口、進山門を通り一般道を市街地とは逆の元来た方向へと走りだす。
2012bu022map.jpg武当山マップ

今回の旅で武当山での日程は教えていただく史飛先生の意向に合わせることになっていました。
最初の予定では、この日の宿泊は武当山頂上である金頂へのロープウェイが出ているところにある中観のなかの宿泊所(道士も利用する施設)の予定でしたが、武当山の宗教行事が優先されるため使えなくなりました。もし泊まれていたなら、翌早朝に金頂へ登りご来光を拝むことになっていました。
予定は変更され、この日の宿は紫霄宮のそばにある武当山天禄度暇村になりました。
ホテルに行く前に、史飛先生の教える武当山道教太和武術院で道士の食べているのと同じものを昼食でいただくことになっている。
あらかじめ調べた武術院の住所は市街地の中になっていたが、↑のマップでは違っていた。
バスが止まったのは玄岳門。武当山から帰る日に寄る予定だったところだが、ここから近い郊外の武術院に行くため先に観光することに変わったようだ。
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ここが本来の武当山の入り口だった。ドラマでも登場するので見覚えのある人も多いだろう。門には八仙や鶴などの彫刻が施されている。
賑やかな蝉の声を聞いていると一台の車が止まり、中から史飛先生が登場した。ここから1kmほどのところに武術院があるので、バスには乗らず細い田舎道を歩いて移動する。史飛先生の車には岡崎先生が同乗することになった。
なぜこんなところにと思う新興住宅地を抜けて、高速道路の下をくぐり進むと古い道観が見えてきた。
2012bu025.jpg冲虚庵

毛虫がたくさん歩いているのが厄介だったが、一行は趣きのある冲虚庵に入った。
まずはここで、史飛先生のお弟子さんたちに武当武術の演武を見せてもらえることになった。
史飛先生のところには中国だけでなくドイツやオーストラリアからも修行に来ている。この日も見事な腕前を見せてくれた。
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武当太極拳、太乙逍遥掌、武当八卦連環掌、玄武拳、太乙五行拳など多彩でした。
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冲虚庵のすぐそばに武術院がありました。道観近くには猫をよく見かけました。にゃー!
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昼食は、卵以外は野菜ばかりです。でも味付けなどが工夫されていて、豪華な料理より美味しいかも!
ご飯の茶碗の上におかずを取って食べる、中国家庭の一般的な食べ方です。でもなぜか水やお茶がありません(^^;
野菜は周囲に植えられているものも多く、鶏も飼っているので、ある程度は自給自足のようです。
ここの武術院は練習場所もありますが、弟子たちの寮のような建物でした。市街地にある方が学校のようになっているのでしょう。
2012bu032.jpg金花樹
冲虚庵の別名になっている金花樹。柏の木ですが八仙の一人・呂洞賓が植えたという伝説があるそうです。
願掛けのための赤い細長い布が結ばれていました。

冲虚庵に戻り、史飛先生に案内してもらいます。その後、真武大帝(玄武大帝、玄天上帝なども同じ)への拝礼の仕方を教わる。神様や師匠にたいしては包拳を額あたりまで高くする。
一人ずつ呼ばれ、真武大帝に三跪九拝してから史飛先生に一跪三拝して弟子入り。太和武術院の道服をいただく。
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この道服は、旅行前にサイズを確認して一人ひとりに合うよう作ってもらったものなので、ぴったりしたとても上質のものでした。オーダーメイドなので、この道服はいただくことができます。
一緒に写っている払塵は、翌日に購入しましたw
こうして武当派に入門した我々は、いよいよ聖地・武当山へと踏み込むのでした。

次回 練功紫霄宮 あしたはどっちだ!




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posted by 八雲慶次郎 at 21:53| 兵庫 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 武侠 | 更新情報をチェックする